墓誌(法名碑)の文字追加彫り

昔は戒名を竿石に彫っていた

墓誌(法名碑)の文字追加彫り

 昔は竿(仏石)に戒名を彫っていました。昔の石職人はお墓のある場所に出向いて文字彫りを人力で彫ってましたが時代と共に技術が向上し現在はサンドブラスト工法にて機械で文字を彫ります。機械は工場にある為、重い竿石を工場に搬入し彫り終わると再び墓地に搬入し据付工事を行う重労働が必要になります。勿論、工賃も高額になり施主様にご負担となります。

画期的

墓誌(法名碑)の文字追加彫り

 そこで、前述のように竿石に戒名等を刻むのを辞め、お墓の横に石板を設置し、その石板に戒名や俗名等を刻した「墓誌(法名碑)」を多用するようになりました。

 墓誌にすることにより、亡くなられた方を追加彫りする際でも、この石板のみを工場に搬入し石彫後、据え付ける事で作業が軽減され施主様へのご負担も少なく済むわけです。

 このように墓誌の役目は本来、竿石に刻むべき文字を代用した石板ですから石彫面をお墓(竿石)に向けて設置します。墓誌は参られた方に埋葬者を告知するものではありませんので石彫面を正面に向けることのないようにして下さい。

 石彫面が一杯になった場合は、もう一枚増設される事をお薦め致します。増設設置スペースの無い場合は既存墓誌裏面に石彫されても構いません。

追加彫りのお値段

 場所、文字数、墓誌の大きさにより異なりますが、概ねお一人分で2~3万円が平均価格です。極端に大きな墓誌や着脱が困難な墓誌は別途料金が加算されます。

関連キーワード

2016年10月02日|サポート情報:ご遺族の方へ, 修復・補正