お墓の周囲に撒く

美観と防草対策

 まず、注意が必要なのは墓地の敷地内と敷地外です。敷地内であれば特別な許可申請は必要ありません。しかし敷地外の場合ですとご自分が永代借りておられる敷地ではありませんので許可無く工事や作業を行う事は出来ません。

 管理者が不明な墓地であれば常識範囲内で行う事は出来ますが「通路」に於いては割れると困るもの、例えば石材やコンクリートを美観や防草対策の為に施工する事は避けた方が良いでしょう。管理者が選定されている墓地であれば管理者は通路の施工を許可しません。理由は、その墓地の方は都合が良い事になりますが、そこを通る方には邪魔になりかねません。ましては小型重機等が通路を通る際、養生など苦労を強いられる事になります。

代表格が真砂土

真砂

 敷地外で美観や防草対策で無難なものの代表格は真砂土です。防草対策には余り役立ちませんが美観や手軽さ値段の安さと三拍子揃ってます。

お次は砂利

砂利

 公営墓地などで使用頻度が高いのが砂利です。お薦めなのが15mm程度の細かい砂利です。雑草も生え難く生えても簡単に除草出来ます。お値段は真砂土の2倍程度です。

おしゃれ砂

サビ砂利(伊勢砂利)

 居宅の庭などでも使われているのが撒砂(さんしゃ)です。値段は砂利の3倍程度しますが風流な色合いが落ち着き感を醸し出します。撒砂には様々な呼称があります。サビ砂利(伊勢砂利)と云われる事もありホームセンターでは少量から販売されてます。何れも大量に必要であれば〇〇砂利などの砂利専門会社で購入する事になります。真砂土や撒砂に関しては海辺に拠点を構える業者では扱ってない場合があるように思えます。

敷くものなら!

他所を汚す

 以上の3種であれば割れる事はありませんので通路であっても許される範囲と思われますが、コンクリートなどは周りの他のお墓を汚す事も考えられます。

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2016年10月02日|サポート情報:建墓, 豆知識