名誉棋聖「藤沢秀行」「狭苦しい墓には入らない。美しい周防灘の海から世界へ旅立ちたい」秀行の遺志により、2009年10月13日、山口県周南市大津島沖で散骨が行われました。
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藤沢秀行名誉棋聖
1925年6月14日、横浜に生まれる。名誉棋聖。
戦後の日本を代表する棋士として活躍。「碁は芸である」を信条とし、数々のタイトルに輝く。棋聖は6連覇。
個性的な槙風、破天荒な生き方、碁の真髄を探究し続ける真摯な姿勢、そして三度に渡る癌との闘い。
その生きざまは囲碁ファンのみならず多くの人々に感銘を与えた。リンパ癌の後に達成した史上最高齢(67歳)のタイトル保持記録は今も破られていない。後進の指導に情熱を注ぎ、海外でも多くの棋士を育てた。
若い頃から書の揮耄を好み、その作品は高く評価されている。1990年に柳田泰雲の指導で銀座松坂屋画廊にて初の個展以来、度々個展を開催、泰雲没後は柳田泰山のもとで書作に励んだ。1994年には厳島神杜1400年祭記念の書を揮耄。
2009年5月8日、83歳で逝去。遺志により周南市大津島沖の周防灘に散骨。
2010年4月、中国北京に藤沢秀行記念室がオープン。
同年8月、東京都台東区の小野照崎神社に記念碑「強烈な努力」、10月山口県周南市大津島にモニュメント「磊磊・海への旅立ち」除幕。
2011年沖縄に藤沢秀行記念館オープン予定。
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Monument モニュメント
「磊磊・海への旅立ち」
「狭苦しい墓には入らない。美しい周防灘の海から世界へ旅立ちたい」秀行の遺志により、2009年10月13日、山口県周南市大津島沖で散骨が行われ、親族、弟子、友人、地元の人々など60名余が見送った。
これを記念し周南市の有志を中心にモニュメントが制作された。彫刻は大津島にアトリエを構える中島幹夫。秀行の書作品「磊磊」、詩作品「旅人」(揮篭:柳田泰山)が刻まれている。2010年10月17日に除幕式。
記念展として「藤沢秀行名誉棋聖書展」を周南市美術博物館で開催。
株式会社秀行企画
356-0056ふじみ野市うれし野2-10-2-208
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●表紙写真/「旅立ちの海・夕日」末兼正純
●デザイン/宮本文緒
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