山口県旧県庁舎

弊社「株式会社中野グラニット」自社採石「大津みかげ石」が使用されています。

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山口県旧県庁舎

ごあいさつ

 大正5年に建築された旧県庁舎及び県会議事堂は、西洋の近代的な建築様式と伝統的な和様式が融合した大正建築の粋を集めた貴重な建築物として高く評価され、昭和59年12月28日に国の重要文化財に指定されました。昭和60年11月からは「県政の過去・現在を語り、未来を展望するふれあいの場」として「山口県資料館」に生まれ変わり、広く県民の皆様にご利用いただいているところであります。 この資料館には、県政に関する各種資料を展示すると共に特産品展示販売室や喫茶コーナー等も設置しておりますので、お気軽にご来館いただきたいと存じます。

 そして、21世紀に自活できるたくましい山口県の創造をめざす県政の姿をご理解いただき、あわせて当資料館が県政躍進の新しいときを刻むシンボルとなりますよう、お力添えをお願い申し上げます。

 なお、資料収集等の当たりまして、多くの方々の格別のご協力をいただきました。

 ここに深甚なる誠意を表します。

山口県知事 二井関成

山口県旧県庁舎

山口県旧県庁舎

ex-office of yamaguchi prefectural authorities

山口県旧県庁舎と県会議事堂は、ともに、玄関を中心に、その両側へ翼のように建物本体を張り出した左右対称形になっています。その安定感のあるシンプルで優美な外観は、西欧近世のロマンチシズムを想起させます。玄関口の車寄せはスロープになっており、この建物に馬車で乗り付けた人々の姿が偲ばれます。

 

■物産展示コーナー

山口県旧県庁舎

県内の物産品を、それぞれ農林水産、菓子、酒、民工芸品に分けて展示しており、ここに来れば、山口県の特産物がひと目でわかります。

 

 

■特産品展示販売室

山口県旧県庁舎

県内の特産品、約200種、500点を展示販売しています。産地直送便や宅配便の受け付けもしています。

■喫茶「ぱ-くろ-ど」

山口県旧県庁舎

ゆっくりと静かにくつろげる喫茶コーナーです。建物を心ゆくまで散策したあとで、あるいは、日常のおくつろぎ、打ち合わせなどにも、どうぞご利用ください。

山口県旧県庁舎

山口県旧県庁舎

正面玄関の列柱と対応するように、その真上のバルコニーにも、柱が4本あります。玄関部の列柱と同様、柱1本でも観賞に堪えうる完成度は見事です。

山口県旧県庁舎

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正面玄関の4本の列柱は、西洋のどの建築書のなかにも見られない独創的な形態をしており、念入りにデザインされた彫刻的な美しさをもっています。

山口県旧県庁舎

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玄関ホールの梁の部分には、紋章のようなモチーフの連続模様が施されています。当時の日本においては珍しいその意匠に、新しいデザインに対する冒険心を感じることが出来ます。

山口県旧県庁舎

山口県旧県庁舎

中央部の屋根には、3連になった半円形の飾り窓が施されており、そのすぐ後ろに並んでいる突起型の装飾物とともに、庁舎の外観におけるアクセントになっています。

山口県旧県庁舎

山口県旧県庁舎

最も格式の高い部屋であった正庁会議室。ここでは、その威厳をいっそう高めるべく、気品あふれる豪華なシャンデリアをはじめ、古典的なモチーフの意匠が随所に駆使されています。

山口県旧県庁舎

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2階ホールの天井は、くり形が施されたやわらかい曲面になっており、ふくらみのある空間が演出されています。また、梁部の皿飾りなどには、西欧古典主義の基本形をみることができます。

山口県旧県庁舎

山口県旧県庁舎

中央部正面など、外壁のところどころに、美しい壁面装飾を発見することが出来ます。シンプルな全体像のなかにある、さまざまな細部の魅力を、あなた自身でも見つけてください。

山口県旧県庁舎

山口県旧県庁舎

斉和風と洋風のデザインが極めて高いレベルで融合した知事室。西洋の古典主義的な造形の約束が守られたマントルピースも、部屋全体の雰囲気と見事に調和しています。

山口県旧県庁舎

山口県旧県庁舎

各部屋のなかにある、インテリア・家具類のひとつひとつにも、建物との調和に配慮した、美学的なこだわりを見ることができます。調度品もまた、魅力的なウォッチングの対象です。