唐櫃(かろうと・からびつ)
お墓の業界ではカタカナで「カロート」と呼称しますが、漢字で書くと「唐櫃」と記します。「櫃」は「ひつ」蓋の付いた箱という意味で、皆さんが毎日食べておられるお米を入れる箱を「米櫃(こめびつ)」といいますが唐櫃はお骨を入れる箱という意味で「納骨室」をカロートと言います。
カロートは通常、お墓の下に設置しますが、地下式と地上式の二種あり現在では、その殆どが地上式になります。
仏教上に地上・地下に決まりはありませんが、日本の場合、仏教徒であっても「ご先祖崇拝(本尊では無く故人を偲ぶ)」を重んじている方が多い為、雨水が浸入しない地上式に人気があります。
<写真上:地下式・写真下:地上式>