2020年9月初旬
山口ケーブルビジョン(山口市・防府市のケーブルテレビ放送)の番組で「にんげんのGO!」という番組があり、その中のコーナーで「隧道どうでしょう」という企画番組があり隧道を順を追って紹介するというもので「隧道Ⅲ「瀬戸浜隧道」」にて弊社に取材協力を依頼されました。
隧道?
「隧道」とはトンネルの事で弊社本社がある山口県周南市大津島瀬戸浜に存在する大正10年に貫通したトンネル瀬戸浜隧道を取材の為、現在では弊社(株式会社中野グラニット[旧中野石材])しか残っていない石材店に協力が求められました。
このトンネルは採石(石山から切り出した)した石を最短ルートで運び出す為のトンネルです。
周南市大津島の採石は非常に歴史が古く大阪城築城時、中国地区一帯を領していた毛利氏が献上した史実が残ってます(現在の文化会館前・大津島に展示)。その後、何件かは採石業者は大津島にて営業を行っていましたが、今では弊社だけとなりました(現在は採石部は廃業し石材業のみ)。
大津みかげ石(大津石)
前述通り、弊社の採石部門は廃部となりましたが、大津島の隣の島「黒髪島」では現在も県下高級石材の「徳山みかげ」石の採石を行っています。
大津島で採石された石を「大津石(大津みかげ)」と呼称しますが、採石業務は行っていませんが採石を辞める際に大量の採石を致しましたので現在でも原石は残っています。
但し、量が限定される為、提携霊園墓地の墓石や昔、大津みかげで造られた鳥居等の修復などに限定して消費致しております。
岩国「錦帯橋」も大津みかげ
弊社、加工提供先で知名度が高い文化財では「錦帯橋」「旧県庁舎」が挙げられ、その他にも「キララ博」の会場の敷石にも使用されています。