お墓の骨壷が荒らされている

誰の仕業?

 犯人は雨水です。現在のお墓は舞台式といい、納骨室(カロート唐櫃)が地上(GLグランドレベル)にある為、納骨室に水が溜まることはありません。昔のお墓でも地上式になっているものもありますが、大抵のお墓は地下式です。

 地下式のお墓は梅雨などの長雨時には納骨室に雨水が溜まり、納骨されている骨壷が浮き上がり骨壷からお骨が出たり、骨壷が倒れたり、骨壷内に雨水が入る事がよくあります(お骨はカルシウムの為、舞台式に安置しても若干の水は溜まります)。

 施主さまが納骨室をご覧になられた時は溜まった水が地下に浸透し、荒れた骨壷だけが露呈し雨水が原因と気付かなかった訳です。

 昔のお墓は地下に瓶や土管・ヒューム管などで納骨室が作られていますので万一、そこが深い場合は砂利や砂などで嵩上げされると水の溜まりは回避できるかもしれません。

舞台式にリフォーム

 舞台式にリフォームするのも一考です。舞台式は地上型なので水が溜まる事はありませんのでご安心頂けます。費用もお墓全部を変える訳ではありませんので比較的、安価でリフォームが可能です。

お墓の骨壷が荒らされている

1.旧式舞台墓

お墓の骨壷が荒らされている

2.全て解体し基礎工事

お墓の骨壷が荒らされている

3.外柵工事後、芝石(根石)工事

お墓の骨壷が荒らされている

4.新式、石材で納骨室を造る

お墓の骨壷が荒らされている

5.既存墓を新設舞台の上に据付、完成

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2016年10月02日|サポート情報:リフォーム, 修復・補正, 移設(改葬), 豆知識